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2012-09-28(Fri)

夢売るふたり

久しぶりに帰って来たオットとランチして映画見て来た。

サダヲちゃんフリークのともぞうに見ろ見ろ言われ、ちょーラブラブ夫婦の感想聞きたいってことで。

思いっきりネタバレの主観オンリーの感想です。



見ようと思っててまだ見てない人は読まないでね。



これは女のプライド(自意識)を扱った映画だ(言い切るしw)

オットは「どんな仕事も他人に夢を売って生きてる訳だから云々」と言ってたけど、私にはもう最初からさとこと自分が重なって見えて、さとこの物語にしか見えなかった。



さとこも私も恐ろしいほど、プライドが高く、弱音を吐いたり、本音で感情を吐露するのが苦手ってとこ。

でも私の場合は、たった一人、全てをさらけ出せるのがオットなんだけど、さとこはかんちゃんにも感情をぶつける事が無かった。



さとこのかんちゃんの愛し方は、「かんちゃんを支えるのが妻の役目。私がしっかりしないと」と、良い奥さんになることで、愛情を表現していたんだと思う。





夫婦で仕事(まして飲食業とか)やってると、うまくいくパターンは二つ

だんな→おとぼけ

奥さん→しっかり者







だんな→気難し屋

奥さん→ほんわか~



2パターンのうち、気難し屋&ほんわかは、かなり地の性格そのまんまだけど、おとぼけ&しっかり者パターンは、結構演技で、実は私生活ではその逆というのが多いと思う。



さとこは無理してしっかり者を演技してる自覚は無く、自分は根っからのしっかり者だと思ってる。

かんちゃんは、さとこよりずっと大人で、客に「奥さんの言う通りやってればいいんだからいいよなあ」「ママさんしっかり者だから」なんて言われても、お客さんと「あーん」なんてやってる。

ちっちぇえ男なら、プライドを傷つけられたとか、ほんとはそうじゃないとか、帰ってから奥さんにぐちぐち言うだろな。

でも、本当はさとこの方が根は甘えん坊でかんちゃんの事が大好きで、かんちゃんに守られている、映画の中で何度か出てくる「一人で立っていない人間」なのだ。

私は自分がそうだって自覚してるけど、さとこはかんちゃんのおおらかさ、寛大さゆえに自覚してない。



かんちゃんは腕はいいけど、人が良すぎるから、私がしっかりしなくちゃ、とずっと思って来た。

その感情がぷちっと切れるのが、さとこの働くラーメン屋でかんちゃんがさとこにからむシーン。

これでさとこは「この人は本当に弱い人だから、これは何が何でも私がしっかりしなくちゃ」とさらに思う。かんちゃんを自分のコントロール下に置いて、お店再開まで頑張らなくちゃ!と思う。

多分、さとこがもっと弱音をはいて、2人で気持ちを共有してたら、かんちゃんがいくらはずみとはいえれいちゃんと寝る事はない。



で、さとこにとって衝撃的な事件、かんちゃんがお客さんのれいちゃんと寝たらしい。で、お金をもらってきたと。

弱い者同士が弱音を吐き合って、なぐさめあってるうちにそんな事になったんでしょう的な台詞がそのときにあった気がするが、しっかり者で強いと自覚してるさとこには到底そんな弱い人間たち許せるわけない。

(本当は好きで好きでたまらないかんちゃんが他の女と寝た事がただただショック)



後でかんちゃんに、お前がやってるのは俺へのはらいせやって言われるけど、まさにその通りだと思う。

お札を燃やした後、お風呂場で一枚一枚お札を数えてるときに、さとこは「私は泣きたくても笑顔で頑張ってるのに、弱い女と弱い男が傷舐めあって好き勝手やりやがって」と怒りに燃えるのだ。

そして、「一人で立っていない」「弱い女」を利用して詐欺を働く事を思いつく。



ここまで、ものすごく言い切ってますが。いや全然解釈違うよ、てのもあるかもしれませんが、私がさとこの立場だったらそう思うしかないし絶対そうする(怖)こわいな、あたしw



私もオット超ラブなのでわかるけど、うちのオットは浮気はできない。

もし私以外の人を好きになった時は、本気しか無い。

もう、そうなったらおしまい。

私は捨てられる。

それがとても怖い。



でも、かんちゃんはお金のために女の人と寝てるんだから全然大丈夫。

気持ちは私にあるんだから。

かんちゃんは私がいないとだめなんだから。

私の言う通りに動いてればいいの。

かんちゃんがお金をだまし取って女と寝れば寝るほど、初めてのれいちゃんとの不貞(お金を介していた)がさとこのなかで正当化されて行くのだ。

それがさとこのメンタリティ。



詐欺を始めてから、かんちゃんとさとこは一切寝てない。(絶対に)

さとこのプライドが許すはずが無い。

かんちゃんはさとこに膝枕してもらって甘えてるけど。

でも、さとこが寝ぼけてるシーンで、かんちゃんがさとこの足を自分の足に乗せてベッドまで連れて行って、その後、さとこがかんちゃんに抱きつくとこ。

あそこは、感情を抑えてないさとこの本当の気持ちが出てるシーンだと思う。



かんちゃんが、けいちゃんのお母さんに本気になりかけている場面の後のねずみのシーンも印象的。

あそこで、ギャーッと声を出せないほどに自分の感情を抑えてしまっているさとこ。

多分、そんな自分にようやく気づいたのだ。気づいたのではなくて、認めたくなかったけど、認めてしまった。で、そのすぐ後に、かんちゃんのお父さんからの電話で「大丈夫です。大丈夫です。」と言いながら最初の最後、初めて涙を見せる。



そして、ラーメン屋のおやじに言いよられたときに、「だめ!やっぱ無理無理絶対に援助的な物してもらうとしても無理!」と思って逃げた。

そのときに、初めて自分が(一回れいちゃんと寝た事のはらいせに)かんちゃんにさせていた事、それを甘んじてやっていたかんちゃんの強さに思いが及ぶのだ。

同じ演技でも、さとこの演技はただ自分のプライドを守るためだけの演技。

かんちゃんの演技はさとことの2人の人生を守るための演技。



最後のシーン、さとこが何かに気づいて、ぷいと顔を背けるところ。

さとこの目の先には、けいちゃんのお母さんが頭を下げている姿があるんだと思う。

自分の息子の罪をかぶって、刑務所に入ったかんちゃんに悪い事をした、という謝罪。



以前のさとこなら、負けたくないがために、余裕の笑顔を返すだろう。

でも、かんちゃんが本気になった女は許せない。だから、子供みたいにぷんっとする。



騙し目的で寝た女はどうでもいい。

けど、最初のれいちゃんと、けいちゃんのお母さんだけは違う。

だから、れいちゃんにはきっちりお金を返すし、けいちゃんのお母さんにはきっちり嫌な顔で返す。



え?

騙された女たちの解釈?

そんなの知らんww



でも、プライドてのはキーワードだと思う。



田中麗奈は「結婚もできない女とか思われたら悔しいじゃないですか」というプライドゆえに騙されたけど、かんちゃんをぼこぼこにする事で、ちょっと変わる。



重量挙げひとみちゃんは、人並みに結婚して子供を産んだりしたい。。。なんて弱音を吐いてみたりもするけれど、彼女には、重量挙げという、努力して極めて来た、生きる支えになる物がある。



デリヘル嬢カンナちゃんは、はじめからプライドなんてない。思いのままに感情のままに生きてる。

実は一番強く幸せなのかも。



いやー。

こんだけ主観だらけの感想もないだろうなw

でも、映画ってそれでいいと思うんだもん。

支離滅裂だけど、とりあえず見た直後の感想。

また変わるけどね。

















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プロフィール

micomico03

Author:micomico03
旅とおいしい物とおいしいお酒を愛する、昭和30年代最後のぎりぎり生まれちゃん。
好きなものはドラマ、あまちゃん・デスパレートな妻たち・アグリーベティ。一人旅、夫婦旅。

自信のあるところは体力と気力。自信のないところは継続的努力。

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