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2012-10-27(Sat)

阿蘇へプチデート

世の観光地って、実際聞いてみると地元の人は「いや、わざわざ行くほどでもないよ」てのもかなり多い。

でも、阿蘇は特別。阿蘇はすごい。

友達がはるばる来てくれたら、やっぱりとにかく最初に阿蘇に連れて行く。

何がすごいって、そんなのわかんないし全然まだ極めて無いけど、すごい。

悲しいかな道があんまりわかんないんだけど、ミルクロードの牧歌的なのも好きだし、火口?仙酔峡?の方に行く真ん中っぽい道の、カーブを曲がるたびにぐわああって山肌が迫ってくるのもすごい。

(もっと勉強します)



20年前の結婚式、式場決めるのに、私の親戚、オットの仕事上のお客様、本州からのお客様がほとんどで、とりあえず最初は当時熊本で一番のホテル、市内中心のホテルキャッスルに行ってみたんだが、一年前なのにもう予約いっぱいだったのね。

まだ日航はなかったし。

KKRホテルとかも聞いたかな。とにかく今みたいにレストランウエディングも主流じゃなかったし、一年前でもホテルでの婚礼は予約がいっぱいつまってた。

でも私はほんとはガーデンウェディングがやりたかったんだよー。

仕事関係のお客様がほとんどなので、あまりカジュアルなのはアレだけど、、なんかそういう雰囲気は出したかった。

涙涙やレーザービームもゴンドラもいやだった。



どうしよっかと2人で考え、なんでか阿蘇へドライブに行ったんだな~。

今となってははっきり覚えてないけど、空港も近いし景色もいいし阿蘇で結婚式やろうよみたいな話になったのだ。

アーデンホテルと、阿蘇プリンスと両方話を聞いてみた。

両方よかったんだけど、阿蘇プリンスはゴルフ場併設、じゃ、前日にゲストにゴルフしてもらって(まだ業界接待と言えばゴルフでしたな)みたいな話になって。



結婚式は阿蘇神社で、披露宴は阿蘇プリンスで、という変形パターンになりました。

神社ではちょうど七五三シーズンで、かわいい幼女連れのご家族が「うわー、お嫁さんよ、きれいねえ!○○ちゃんも早くお嫁さんなりたいねえ!」と口々に讃えまくるという、いまならどんだけドヤ顔になってたかね。

いや、その時もなってたか。

あー。結婚式、楽しかったな。またしたいな。20年記念式とか勝手にやっていい?ドレス着たい



その時、阿蘇プリはまだ社員さんの披露宴を一回か二回したくらいで、一度も一般客の披露宴はした事無かったそうです。

広い宴会場、窓を開ければ広がるゴルフコースの緑と阿蘇の山々。

私は、絶対にカーテン開けて自然光の中で「披露宴」ていうより「パーティー」て感じで結婚式したい!って思って。

だからホテルの人達は「普通はカーテン閉めて照明で演出」て考えが見事にくつがえされたみたいで。

でも、当日本当に秋晴れの一日だったので、それがすっごく評判よくて、その後「明るい日差しの中で阿蘇の五岳を見ながらのウェディング」なんて阿蘇プリの広告を見ると「ちょっと待てこれあたしが考えたことだよ」とか思ってたなあ。



そんな感じで20年前。

あの時の阿蘇プリンスはいまや買収されてグランヴィアとかなんとかホテルに。

ところが、逆に来年はもう営業してないかも?的だったアーデンの方がしっかり生き延びております。

で、「どんどこ湯」という温泉センターも併設して。

はい、私がゴールデンウィークにはるばる公共交通機関で来たとこですね。



先月20日、久々に帰って来たオットと、「デートするよ!」とでかけてきました、どんどこ湯。



温泉と焼き肉定食1580円

私のペースに合わせるとオットはちょっとしんどいだろうと思うんだけど、つきあってもらったよ。

がっつり食べて飲んで、露天風呂で読書タイム~。



あがってから、また生ビール!

無料休憩所、誰もいないのを良い事にごろごろベティ鑑賞会w





いい感じに酔っぱらって、2人で線路沿いの道をきゃっきゃ言いながら赤水駅まで歩いて、電車爆睡で帰りました。

夕ご飯どうすっか、ってことで、これは塾から坊っちゃま呼び出して焼き鳥ますだだろ、て話になったんだけど、ますだ満員!

で、前回一度行った串カツふくろう庵へ。



そこで、食べたのがすごいよ激辛火鍋。



ハイボールでがんがん水分補給しても頭から汗がだらだら吹き出すすごさでした。

この前も、家に友達呼んで、私の火鍋を食べてみてよとか偉そうに作ってたけど、いやいやいや、これには全然負けますわ。



そんな感じの結婚式約一ヶ月前のプチデートでしたの。

楽しかったなあ。

毎年、いなくてなかなか結婚記念日ってお祝いした事無いんだけど、今年はどないじゃろか?!

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2012-10-21(Sun)

「ヒキタさん!ご懐妊ですよ」





8月の頭に息子のオープンキャンパスで東京に行って来た。

帰り、飛行機の中で何か読むものないかな、と羽田空港売店でふと手に取った「ヒキタさん!ご懐妊ですよ」ー男45歳 不妊治療はじめました という本。

本を読む速度は遅い方だと思うんだけど、250ページあまりの新書本を東京熊本間のフライトの合間に読了してしまった。



著者ヒキタクニオ氏は、「狂気の桜」の原作者。これ、窪塚君だっけ。映画化。

画家をやったり、マルチメディアクリエイターなるものの肩書きであったり、自らを浮き草稼業と言うように、家庭をもつましてや子供を設けるなんてつゆ程も思ってなかった人。



それが10歳年下35歳の奥さんの「ヒキタさんの子供の顔が見てみたい」という何気ないひとことで、子供を持つぞ!という気持ちになる訳です。

これだけでも、どんだけ著者が奥さんを愛しいと思っているかわかるのであるが。



そして、すぐできると思ったら、どうもヒキタさんの精子の元気がよろしくない。

男性は45歳、女性も高齢出産のお墨付きをもらえる35歳という事で、彼らは割と早くに不妊治療を始めることになります。



私も7年ほど不妊治療していた身なので、久しぶりにこの何とも言えない泥沼と言うか、今考えると、なんか思考が偏ってたよなーというか、あの、なんだったんだろうという月日に思いを馳せる訳ですが。

(成功した人は懐かしく良い気持ちで思い返すんだろうと思うが)



私の場合は息子一人っ子なんですが、結婚して1年間は夫婦でいろいろ遊ぼうね、一年経ったら赤ちゃんが欲しいね、と言ってて、その一年経った時に、さあ、と思った月にすぐできた子供だったので、自分の場合は「子供は作ろうと思えばすぐにできるものなんだ」という考えを持った。



で、上が2歳になったらくらいのとこで2人目ね。

と、だいたいどの夫婦もこんな感じで考えるのである。

生涯出産総数は2人くらい。

私は子供は3人は欲しかったので、2年ずつあけて3人くらい欲しいと思ってた。



2年経って、はい、2人目と思っても4ヶ月くらいたったけど、全然妊娠しない。

普通はもう少し様子を見るんだろうけど、なんせ自分の場合、思った月に妊娠したという最初の成功体験(笑)があるもんで、おかしい、おかしい、とかなり早めに病院に行ってしまった。



行ってしまったと書いたのは、結局、私たち夫婦の場合最後まで「原因不明」どこも悪いところはなく。

原因があれば、それを治療すればいいんだけれど、今思うと、病院とか行ってなくて、どーんとゆったりした気分でのんびりラブラブで阿蘇の温泉とか行ってたら、ひょこっと授かったのかなとか思うので。



治療中は不妊治療掲示板やブログもよく見たけど、「2人目不妊」というのは、非常に微妙な立場で。

一人も授かってない人からは「一人だけでもいるんだからいいじゃない。不妊じゃないじゃん」と思われるし、某石原閣下もその著書の中で「子供は兄弟で育つ中で人間的に成長する。一人っ子を生むくらいなら子供なんか生まない方が良い」と言ってるがそういう考えの人達の「2人目は?」「兄弟がいないとかわいそうよ」のありがとうアドバイス地獄にもぶち込まれる。



でも、そんな中で、もがき苦しんで「みんなは普通にぽんぽん生んでるのになんで私にはできないんだろう」という劣等感にさいなまれ、兄弟がいなくてごめんね、と息子に勝手に思い、子煩悩だから、子だくさんがよかったでしょ。生めなくてごめんねと勝手にオットに思い。

バカだったなというか、ガキだったなというか、まあ今改めて少し大人になって思うとこの期間もったいなかったなと思う訳です。

もちろん、自分の歴史の中では意味がちゃんとあるけどね。



最終的に不妊治療をやめたのは、私が「普通」と思ってた事が間違ってると気がついたのと、10年ぶりに妊娠したけれど、ヒキタさんと同じく「稽留流産」で出産にはいたらなかった事。



無意識に「子供2人~3人に囲まれてる自分の姿」=「幸せ」と思ってた。

でも、そんなのなくても、幸せだって事に気がついたし。

息子に兄弟を授けてあげたいという思いの一心で、インフルエンザで高熱の息子をほっぽりだして、病院に注射に行ったりしてた。

今、この家族三人の生活を愛おしまずに、それをほったらかして求めなくちゃならない幸せなんてあるはず無いじゃないか、て事にようやく気がついたので。



私は息子から一度でも「一人っ子で寂しい」という言葉を聞いた事もないし、オットから「俺は2人くらいかわいい女の子が欲しかったなあ」とも聞いた事がないのである。

それどころか、いつものオットの調子で「兄弟がいて、例えば死んだりしたら、ああ、お兄ちゃんが今ここにいればなあとか思うかもしれんけど、生まれた時から一人っ子なんだから、寂しいとか思わんと思うよ」というこの考え方。



ああ、この他人の価値観にとらわれない2人の家族の中で、何を私は焦ってたんだろうなあと。

それがとてつもなく無駄でもあったし、でも、この経験した事で少しは、自分の中で大人にもなれたかな、と思ったり。



そんないろんな事をふと思い出させてくれたこの本ですが。



一番印象に残ってるのが、人工授精の時の描写だ。

このご夫婦の場合、どちらかというと、ヒキタさんの精子の元気の無さが原因なのよ的な感じだったのであるからこんな描写になったと思うのだが。



「大海を前に整列する精子。トライアスロンのスタートの数万倍の数の精子の飛び込みは壮観だろう。泳げ泳げ…精子たちは必死に泳ぐが大海の荒波、酸性だかアルカリ性だか日々変わる大海に沈んで行く。島の砂浜、やっとたどりついた精子たちは大海に飛び込む時の何百分の一になっている。疲労困憊で砂浜に倒れ込む、死屍累々の浜辺。上陸した精子は卵子に向かう。浜の奥の洞窟にいる卵子に向かっての過酷な競争になる。そして、一等最初に放射冠状のコロナラジアタの透明帯の中にある卵細胞の中に、DNAの詰まった頭部を突っ込ませるのである。数億の中から、選ばれし一匹の誕生である。」



この部分を読んだ時に不覚にも私は泣いてしまった。



人間って、生まれて、今ここに生きているだけで、超エリートじゃん!!





命の誕生ってすごいことだよ。

素直にそう思った。



子宝に恵まれてる人も、恵まれなかった人も、独身の人も、子供なんていらないって思ってる人も、どんな立場の人にもこの本を読んでもらえるといいなって思う。









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プロフィール

micomico03

Author:micomico03
旅とおいしい物とおいしいお酒を愛する、昭和30年代最後のぎりぎり生まれちゃん。
好きなものはドラマ、あまちゃん・デスパレートな妻たち・アグリーベティ。一人旅、夫婦旅。

自信のあるところは体力と気力。自信のないところは継続的努力。

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