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昨日一人で見に行きました。 なんでだろうか、泣きっぱなしでした。 この作品についてはデリケートな部分が多く、人それぞれみな違う見解だと思うのであくまでも私見ですが、単純に映画として素晴らしかった。 ザ・日本映画という感じで、キャストを見ているだけで昭和のドラマの華々しさに懐かしく浸れました。 60年代のスーツ姿やヘアスタイル、煙草を吸うシーンが格好良くて。 改めてスーツというのは男の戦闘服なのだなと思いました。 滅私奉公だったんだよな~。 その最終形態が「24時間戦えますか、ビジネスマ~ンビジネスマ~ン、ジャパニーズビジネスマン」だったのかな。 そして草食へ。 御巣鷹山の事故の時の事はよく覚えています。 当時私は大学3年生だったのだけど、夏休みで実家の群馬に帰ってて、たまたま高校の時の仲良し5人組でその一人の実家のある新治村でお茶してました。 さぁ解散しようと最後車に乗る前も別れがたくおしゃべりしていたら、ドーンというすごい音と稲光。 「すごい雷!雨降る前に帰ろう帰ろう」とあわてて別れ、家に帰りしばらくすると、日航機墜落のニュースが流れたのでした。 まぁ地理的に見てそんな事はもちろんないと思うけど、私の中ではしばらくはあの閃光と音は時間的に見ても墜落した瞬間だったのかしらなどとずっと心に残っているのでした。 事故についてはニュース・新聞で毎日のように見ていましたが、何年かたって一冊だけノンフィクションの本を読んだことがあります。当時の現場の身元確認の責任者が執筆した本で。 どれだけ遺体の損傷がひどかったかが書かれてあり、かなりショックでした。 あの事故が原因で飛行機が怖くなったわけではないけれど、(もともとあんな重い物体がたくさんの人を乗せて空を飛ぶという原理が理解できていない)、生存者は全て後部座席に座っていたという事実は、いつも飛行機の席を予約するときに頭をよぎります。 原作者の山崎豊子さんの作品は「大地の子」しか読んでいないけれど、やはり社会派の小説を書くという事は、善悪の描写をある程度誇張して書かねばならず、悪者にされた方にすれば「あんなことしてない!」と脚色、ねじまげられた事実に憤慨するだろうけれど、あくまでフィクションの世界だから仕方ないと思う。 ただ、この作品に御巣鷹山の事故を描く必要があったのかどうか、となると私にはわからない。 実際に今も癒されぬ心の傷を植えつけられたご遺族の気持ちを思うと、主人公の誠実さを際立たせるためだけに事故のシーンを利用された、的な怒りはもちろんあると思う。 「大ヒット!」とかいう文字が躍るのを見るのもいたたまれないと思う。 でも、この映画を見て、あらためてご遺族のやり場のない怒りと、当時の現場の人たちがどれだけ過酷な状況の中で闘っていたのだろうかとは改めて思った。 そして航空会社に、本当に本当に何よりも優先されるのが「安全運行」だということも。 事故の事をよく知らない若い日航の社員さんは、あえてこの映画を見てみるといいんじゃないかな。 主人公が新年の一番機を駐機場から見送るシーンがあったけど、あの気持ちを一人一人が持つことが、再建にも必要なんじゃないかと思う。 政界や大企業の経営なんて、汚れてて当たり前となかば諦めているけれど、自分の行動の指針を決めるときに何が必要なのかと思うと、この映画を見ながら浮かんだ言葉が「良心」だった。 私は全然だめなんだけど、うちのオットは良心を判断基準にして今までたくさんの局面を乗り切ってきたと思う。 良心というより・・・・良識かな? 人として正しいと思うことをする。 青臭い正論を振りかざすけど、「まぁそのへんはちゃちゃっと済ませちゃおうよ~」的な私の悪魔のささやきにも乗らないけれど、いい年しておべんちゃらの一つも言えるようになって欲しいわまったくとも思うけど。 要するに、自分の利益だけを考えて人の道に外れたことをしたらいかん、という簡単なことなんだけど。 それが出来る人がどれだけいるか。 そして、誰だってできればそう生きたいと思っているけど、そういうわけにもいかない大人の事情があり。 逆に言えば、大人の事情に屈せず暴れまわらせてもらっているオットの環境というのはものすごく恵まれているのだなぁと。 敵も多いけど味方も多いからね。 映画を見ながら主人公のその愚鈍にも感じられる一徹さがオットとだぶってしまって・・・。 いつも実家の母が「御巣鷹山に慰霊登山に行きたい」「今度、車でだいぶ上の方まで行ける道ができたんだってよ」と言う話を、さして興味もなく「はいはい」と聞いていたけれど、この映画を見て、自分も行ってみよう、母を連れて行ってあげたい、と初めて思いました。
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