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2008-02-24(Sun)

5冊目


2ヶ月で5冊ってまずくねえか{%汗webry%}

中島義道大好き。
私は哲学のテの字もわからんくせに、哲学者の書くエッセイが好きです。
高校の社会、倫理か、で習った記憶があるようなないような。
ユングとかカントとか~、あぁユングは心理学か。

超軟派土屋賢二と超硬派中島義道の両ツワモノが好きですが、結局哲学って、「日常生活で普通考えないようなこと、気になるけど見ないようにしてること」これを細部まで突き詰めて考えるのが哲学ではないか、と、私は定義しています。(この二人のエッセイを読んでそう思いました)

そんなどうでもいい事が気になって仕方がない人のエッセイなのだから、面白くないはずがない。
ツッチー(土屋)の方は、露悪的に自分を見せているような感じもするけれど、彼は文章そのものが面白い。ヨッシー(義道)は、もしも書かれている行動が本当だとすれば、存在そのものが面白い。
まぁ、家族ならきついけどね。
ヨッシーはスーパーに行ったら流れている音楽を聞くや否や、止めてくれ!と店員につかみかかるのです。
自分は買い物に来たのであって、こういう騒音を聞きに来たのではない。
自分が目的のものを買うのにあたり、このような変な歌詞の歌はまったく必要なく、なぜこんな騒音を流しているのか理由がわからない。即刻中止してくれ、と目の色変えて店長室に走りこむヨッシーです。

世の中のありとあらゆる「一見やさしそうに見えてその実おせっかい、無責任責任逃れの布石としての意味のない奇麗事の垂れ流し」に対して目の色変えて抗議します。
たとえば、放置自転車が散乱して歩くこともままならない広場に、延々テープで流れる「自転車を放置するのは違法行為です。美しい街づくりのために、ひとりひとりが注意しましょう」というメッセージに対して、吼える。
このメッセージを流している「○○区暴力のない街づくり推進委員会」みたいなところを見つけ出し、抗議文を持ってすっとんでいくのだ。

本当にこのテープを聴いて、自転車を放置する輩がいなくなると思っているのか、この垂れ流しの騒音テープこそが、放置自転車よりも美しい街づくりの害になっていると思わないのか、と
善意の市井の人々を論破するわけですが、多くは「危ないヤツがきた」としか思われなくて、本人もそれをわかっており、自嘲しながらもどうにも我慢しようがないのだから仕方がない、という感じの文章が連なっているので、それを面白おかしく笑いながら、でも納得もしながら読むのですが、この「働くことがイヤな人のための本」を読んで、ちょっと考えが変わりました。

今までは、そういったこだわりを性質(たち)と思っていたけれど、すべての哲学はそこから始まるのか、などという事をちょっと考えてしまいました。
だから、哲学っていうのは、高尚な学問じゃなくて、妥協できない生き方そのものから、目をそらさず考えること。
この本は、力強くそのあたりを訴えてきたような気がします。

「まいっか」と思うことが処世術&ストレス解消法の私なので、今までそういうことは避けて避けて来ましたが、そろそろいい年。
いつまでも逃げてばかりでもいけないかなぁ・・・などと考えてみたり。

この本をヨッシーの本最初だったら、またちょっと見方が違うと思う。
うるさい日本の私とか読んでからこれ読むと、全然違う気がする。
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プロフィール

micomico03

Author:micomico03
旅とおいしい物とおいしいお酒を愛する、昭和30年代最後のぎりぎり生まれちゃん。
好きなものはドラマ、あまちゃん・デスパレートな妻たち・アグリーベティ。一人旅、夫婦旅。

自信のあるところは体力と気力。自信のないところは継続的努力。

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