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2009-07-31(Fri)

夏になると

戦争関連の番組が多くなり。







今日何気なくついてたテレビで「NHK九州沖縄スペシャル」というのをやっていました。

戦後64年初めて公開される録音テープ・沖縄戦の真実・ということで。

糸満に40年前に生き残った人たちの証言を記録したテープがたくさんあるそうなんですが、今までなかなか公開される機会がなかったとのこと。

あの時のことを思い出したくない、語りたくないと思っていた世代の方々が、近頃、語ることでこの世に残していかなくては、と思われる方が増えてきて、沖縄各地でそうした動きがあるのだそうです。



野戦病院と化した壕の中で、切り落とした足を運んだり、水が無くて自分の尿を飲んでいた負傷兵を看護をした娘さんが(現在80歳)、北海道出身の陸軍の兵隊さんと戦後しばらく文通をしていたそうです。

その兵隊さんはもう死を待つばかりの負傷兵を銃で撃って楽にしてあげたということ。



番組では現在89歳のその男性を北海道の自宅に訪ねます。

その方が最後「いっぱい人を殺しましたね。たくさん殺しました。」とつぶやきました。



その言葉を聞いたとき「あぁ、この人は64年間どんな悪夢にさいなまれてきたんだろう」と思いました。

死ぬのも地獄、生きるのも地獄、殺すのも地獄、殺されるのも地獄。

そんな事が、たった64年前に自分の住んでいるこの国であったのだということに改めて驚いています。



もちろん、少しは戦争のことは知っていたけれど。

うちの実家は、東京から疎開に来る人が多かった場所で、安全だったし食べるものもあったし空襲もなかった。

親戚のおじちゃんは、ミンダナオとかに出兵していたので酔って私を膝に乗せて話をするのはどちらかと言うと「日本軍は強かったんだぞ~」という武勇伝だった。

小さかった私は伯父が喜ぶの見たさに「ラバウル小唄」とか「月月火水木金金」などの軍歌を喜んで歌ってた。



そっち側から見ていた戦争と、沖縄側から見ていた戦争のギャップに、今回気づかされました。



広島や長崎もそうだけど、ピンポイントで犠牲になった土地の人の思いを、自分も同じ国の人間の思いとして理解し、共感することが大事なのかな~って思います。

答えは出せないけれど。

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No title

昼間から泣いてるLottaです。。。

看護した娘さんと北海道の兵隊さん。
micomicoさんの記事を読むだけで、涙があふれてきました。
やってはいけないことを みんながしていた。
やりたくないことを やらざるをえない時代だった。
言葉にすればするだけ、言葉にしていいのかとも考えてしまいます。
実際にあったことを 読んだり見たり聞いたりして
結局 いいことなんてなにもなくって、
いろんな感情が込み上げてきて、つらくって。。。
いまだに 映画「ほたるの墓」を きちんと見られないのです。
観終わった後の感情が 先行してしまって。。。

わたしの昔の上司は、
行きの燃料しかもたない飛行機に乗ることが決まった後、
戦争が終わったそうです。
「もし飛行機に乗っていたら、
いまこうやって 逢えてなかったかもしれないんですね。」
わたしが そう言ったとき、
「そうだね。」と上司がやさしくうれしそうにほほえんでいたけど、
どんな気持ちだったんだろう。そのこと、ときどき思うんです。

No title

AKIKOも、悲しいのに観ていて心が辛くなるのに・・・戦争のドキュメンタリーを自然と観てしまいます。

改めて思うのは、国の在り方と教育です。

戦時中は天皇陛下を生き神様の時代・・・その為ならと教育され、尊い老若男女が命を落とす事になり・・・そしてGHQの支配下で民主主義に戻ったとたんに戦争の重さを、まざまざと知る事で一生十字架を背負う人生を歩んでこられた、年長者の方々の気持ちを思うと・・・いたたまれない思いになります。

ブログに載せた事があるのですが、母方の祖母は戦争体験者で母を含め3人姉妹ですが・・・母も覚えていない伯母が二人幼くして栄養失調・・・だと思いますが亡くなっています。

横浜も大空襲があったようで昔、伯母から子供向けの本で読んだ事があります・・・桜木町も炎に包まれたとか・・・

祖母の家の近くの川でお米をといでいたら死体が流れてきたとか・・・戦争体験者の方には申し訳無いのですが、そんな貴重な話を知る事ができたAKIKOはこの現実を心に刻む事ができました。

もう、二度とこんな事はおきてほしくないと切に願うAKIKOです。

No title

Lottaさん

私やLottaさんの人生の中で人を殺す、それもたくさん殺すという事態は多分願わくば、無いと思うんです。
でも、明日世の中が変わってLottaさんの言うように「やりたくないことをやらざるをえなく」なるかもしれないですよね。

傷跡をほじくりだして膿を取り出してそのことについて徹底的に話し合うのがいいのか(往々にして左翼の市民運動はこれをやりとげます)そっとしておいて、語ってもらうことだけをそのまま受け取ればいいのか。
本当に難しいです。

だって、もし自分が人を殺したとしたら、その時の相手の目を忘れられる事はないと思うから。
毎晩悪夢に悩まされると思います。

社会のために語ってくださいとか言われたって、自分の心の安静の方が大事です。
語りたくない事は語りたくない。

Lottaさんの上司の方も「黙して語らず」という感じなのでしょうね。
ちょっとした事で特攻の順番が変わったりして、それで、友は死に自分は生きているみたいな感覚はやはり罪悪感を感じるみたいです。

本当は自分がつっこむ番だったけど、当日熱が出て、友人が飛び立っていった。
生き残っても、それを飲み込んで消化するにはとてつもない時間が必要なんでしょうね。

でも、今となっては微笑むしか無い。
そして微笑むことができる人を本当に心から尊敬します。

No title

AKIKOさん

やはりおっしゃる通り教育でしょうね。
天皇陛下のために死ぬのが美徳。
列強アジアを、米英の侵略から守るためには、日本軍が各国に擁護にでていかないといけない。

横浜という土地はペリーから始まって、沖縄とともに常に日本攻略の要地であったでしょうし、そこに住む方達は必死で水際でこの国を守ってこられたのだと思います。

実際にさなかにあったおばあさまのお話を聞けたというのは、AKIKOさんにとって素晴らしい経験だったと思います。

見ず知らずの体験者の話を聞いてもこれだけ感じ入るのだから、それが身内なら何倍でしょう。

ひめゆり記念館では本当に子供達が神妙に見ていたので、「あ~やっぱり感じる物があるんだな」とちょっとほっとした私です。
プロフィール

micomico03

Author:micomico03
旅とおいしい物とおいしいお酒を愛する、昭和30年代最後のぎりぎり生まれちゃん。
好きなものはドラマ、あまちゃん・デスパレートな妻たち・アグリーベティ。一人旅、夫婦旅。

自信のあるところは体力と気力。自信のないところは継続的努力。

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