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2009-03-08(Sun)

ひとりで

昨日、今日と、オットの実家に遊びに行き、お義父さんお義母さんに焼肉ごちそうしてもらい、お義母さんの本家のお墓参りをして、日ごろの不義理をわびる的な休日を過ごしていました。
お義母さんたちもすごく喜んでくれて、あぁ、こんなに喜んでくれるなら、近くにいるとはいえ、もっともっと頻繁に遊びに来てあげられるようにしないといかんなぁ、と改めて思いました。

で、家に帰ってきて夕ご飯は、バーニャカウダ&白ワインよ、と1人で楽しんでいましたら、実家の母からメールが来ました。
「吹雪の中、今日、いちいのマスターの見送りをしてきました」

「いちい」というのは、私の実家の近くにある割烹料理屋さんです。
息子と一緒に帰省するたびに何度親戚みんなで食事にいったでしょうか。
私の父のこともよく知ってるマスター、口下手で、「みーちゃん、もっとマメに帰ってこないとだめだよ」
と恥ずかしそうに言うと、しっかり者のママが「そんな、一家の主婦ともなれば実家に帰ってきてばか
りいるほうが心配でしょ!」みたいに言って、息子もほんとにかわいがってもらい20年近く通ったお店です。

今年、お正月に行ったとき、マスター年末からずっと体調悪くて、今日初めて店開けたんだよって、
いつもの割烹着と優しい笑顔、真っ白な頭で、「みいちゃん!」って私のこと呼んでくれました。
ママはちょっと元気なかったけど、ほぼ一年ぶりの息子を見て「大きくなったねぇ!」と驚いてくれました。
マスターはすごくやつれてて心配したんだけど、風邪をこじらして何にも食べられなくて何日もこんな
感じだったよ~っていうのを、へぇ~そう、無理しないでくださいよ・・・くらいに軽く思ってました。

しばらく呆然として。
白ワインがグラスにまだ残っていたけれど、ラップをして冷蔵庫に入れて(この辺が貧乏人)、日本酒をグラスに注ぎました。
今夜は、1人でマスターのお通夜をしようと思いました。
やっぱり日本酒だよなって。
なぜだかわからないけれど、涙が止まらなくて。
酔っ払いかな^_^;

でも、私を「みいちゃん」って呼んでくれる人が、また1人亡くなっちゃったんだ。
あの小さな町で、男の子みたいにやんちゃしてた「みいちゃん」を知ってる人が、段々少なく
なっていくって事が、たまらなく寂しくて。

人の一生ってなんなんだろうな。
マスターはいつも笑顔で、お店で料理を作るのが楽しくて仕方がないって感じだった。
自分で山に入って野草をとってくるのが、私の父と一緒だった。
ぜんまい、こごめ、ふきのとう、わらび、マスターの取ってくる山菜はめちゃめちゃおいしかった。
20090307224157.jpg

みいちゃん、取りすぎちゃったからさ・・これ・・お母さんと食べてって、家に届けてくれたりほんとに口下手で恥ずかしがりやのマスターだった。

私はまだふるさとに何人か大切な人がいて、これからも帰るたびにみんなで飲んだくれるだろう。
で、その人たちに「みいちゃん」と呼ばれるたびに私は甘く幸せな気持ちに包まれる。
あと何年それを続けられるかわからないけれど、いつも群馬に帰りたいと思う。
そのために、いつもいろいろな事をきちんとしておこうと思う。
明日朝一で飛行機に乗れるようにって。
母や伯母がいつ死んでもおかしくない年齢なので、いつでも、後悔なく帰れる様に、日常ちゃんとしておこうと思うのだ。
でも、実際は、洗濯物ためちゃったり、いろんなこと貯めこんだりしてしまう。

幸い私は私の大好きな人たちの不幸にまだ直面していない。
でも、遅かれ早かれそれはやってくる。
そうなったときに、私は自分がどうなってしまうか予想できない。

多分「心神喪失状態」ってやつになるに決まってる。
だから、その未来の状態をすこしでもラクになるために、私はいつも母やばぁちゃんに電話したり
しているのだ。
理想は毎日電話だけど、なかなかそうはいかなくて。
でも、後悔したくないから気づけば電話をするようにしています。
電話して、話すことなくても、「別に話すことはないんだけどさ、変わりない?」って言っています。

小さなことだけど、私の子供時代を本当に慈しんで育ててくれたみんなに対して、今私ができる事はそれだけだと思うので。

マスター、私は今日も飲んでます。
マスターはもうカウンターの向こうにいないけど、美味しい山菜もないけれど。
でも、マスターの笑顔を思い出しながら、懐かしんでる私がいるんですよ。






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No title

いろいろ考える一日になったみたいだね。

お義父さんやお義母さんのところにひとりでいって、一緒に焼肉たべてお墓参り・・・なんちゅ~親孝行な嫁やぁ・・・(T-T*)

私は実家に今みんなで住んでることになるけど、私にとってのmicomicoちゃんの実家的な場所は、両親の実家のある高山かな。
親戚みんなそこにいて、私が行くとみんながすごくよくしてくれて。

行くときより帰るときのほうが、めちゃめちゃ荷物が多くなってて(持たせてくれたおみやげで)、みんなが私がまだ子供のように扱って・・

でもやっぱり私が年を重ねて、おじさんやおばさんもだんだん亡くなって少なくなってるから、昔のようにおぼんに行けばみんなが集まって夜中まで飲んでるってことが少なくなってきたけど。

きっと、おじさんたちがみんないなくなれば、そういうわいわいした宴会もなくなっていくんだろうなぁと思うと、寂しいよね。

だってねー、親戚のおじさんたちのなかに「あれ?知らない人いるなー。どこのおじさんだっけー」っておもうと、近所の町内会長さんだったりするんだよ(笑
みんな酔っ払いだけど(爆

あれだけ大勢の人がきても、どんどん料理やお酒が出てくる親戚の家って、(どのおじさんちに行っても同じようにでてきた)おばさんたちのパワーもすごいとおもったよ。
田舎だから余計なのかな~

私は祖父母やおじさんおばさんが亡くなった経験はあるけど、親はまだ健在だし、仲良しのともだちが亡くなったって経験もないんだよね。
だから親や友達が亡くなったら・・と思うとやっぱりmicomicoちゃんのようになるだろうなっておもう。
まだ想像できない・・というか、どれほどの悲しみなのか検討もつかないくらいだもん。

これから年を重ねていくってことは、そういうことが増えていくってことなんだろうなぁ・・・

No title

micomicoさん、なんて言っていいかわからない。。。
だから、わたしの話をします。

わたし、先日、祖母の三回忌でしたが、
その祖母とは、生まれてからほとんど一緒に暮らしてきたので、
その存在がなくなるということ、正直 まだ 実感がないくらいです。
戦争時代のドラマや映画を見るたびに、
「千の風になって」やコブクロの歌を聞くたびに、
祖母のことを思い出すし、泣くし。。。

いまの家の土地を買ったときは、まだ元気で、
「ここに家を建てたら、畑から近いから、朝いちばんにとれたて野菜を持ってきてあげられる」
と言ってたのに、
「自転車で近くのバス停から歯医者に通って、帰りはうちに寄って行く」
って話してたのにって思います。
病気がわかり、入退院を繰り返していたときは、
毎日病院に通ったので、現在も その近くを通ると、胸が痛みます。
大事な時や、雨降ってほしくないという日に晴れると、「祖母のおかげ」と思います。

いまの家に引っ越した時、挨拶回りをしたら、
裏のお宅のお母さんが、祖母と同じ畑を借りていて、
お茶を飲んだことがあると話してくれました。
祖母のことを知っていてくれた人がいて、
その人と、これから自分が関わっていくんだと思ったらたまらなくなったけど、
初対面での涙を 暗闇で隠しました。

micomicoさん、お正月、群馬に帰ったこと、とても意味がありましたね。
きっと気持ちが通じてるんですよ。
だから、いまのmicomicoさんの気持ちも通じてるはずです。
日本酒の味は、ちょっとしょっぱいかもしれないけど、
義理のご両親を大事にするmicomicoさんだから、
ふるさとの大事な人たちも、その周りの方達が きっと バックアップしてくれますよ。
まずは、元気でいることだと思います。
元気でないと、どんなことにも立ち向かえないから。
で、できたら、いろんなこと、教わってください。
おそばの打ち方とか、着物のたたみ方とか、
教わっておけばよかったこと、最近、たくさん出てくるLottaです。

yuukoちゃん

コメントありがとうi-228
まさに、その高山の感じ。うちの実家も。
親戚がみんな近くに住んでるんだよね。

なんか、そういう田舎の人たちって、口はうまくないけど、にじみ出る優しさを感じます。
ああいう雰囲気って、私なんかとてもとても出せないけど、いい感じに年齢を重ねていけば、いつかそうなれるのかなぁ・・・?
無理っぽいi-202

うちもみんな年取ってきたから、夜中まではなくなって寂しい限り。10時にはお開きだし、町内会長さんも来ないわ(笑)
でも、毎晩6時から宴会だけどね。

田舎のおばちゃんの料理って美味しいもんね~。
山菜の天ぷらとか、煮物とか。
でも、最近は近所に窯焼きピザの店ができて、ピザとったりしてるよ(笑)

yuukoちゃんと同じで、私も本当に大切な人の死って直面してないんだ。
父は亡くなってるけど、離婚してるし私は親は母1人って思ってるから、逆に父親がわりだった大好きな叔父とかが亡くなったら、どうなっちゃうんだろうって思う。
レオンが死んだら・・・・とかも思うと、考えられないし考えたくないし。

毎日を人に優しく、大切に生きていかなくちゃいけないなぁ、とまた改めて思いました。

Lottaさん

コメントうれしいですi-228

Lottaさんはおばあちゃまの事が大好きだし尊敬してるって感じが
ブログからも伝わってきてました。
さぞかし素敵な女性だったんでしょうね、と思います。

3回忌がきても泣いてしまうLottaさん、ほんとにおばあちゃまにかわいがられて育ったのでしょうね~。

できれば完成したLotta Houseに遊びに来てもらいたかったでしょうけど、「家ができたら~・・・」という夢をおばあちゃまに与えてあげられた事が、充分に孝行だと思いますよ。

ご近所付き合いもおばあちゃまのご縁があって、それをまた素直に感じられるLottaさんは素敵ですね。
なんか、おばあちゃまが天国で「あらあら、また泣いてi-179ほんとにLottaの泣き虫さんは小さい頃から変わらないねぇ」って笑ってる気がしますよ~。

私もなんかお墓参りに久々に行ったからか、「ご先祖様」に感謝しなくちゃいけないなって思います。
いろんな縁と偶然があって、今生きてるわけだし、血のつながりや、つながってなくてもオットのお姉さんや妹も大切な家族だし。
オットの妹のとこの子供たちは、私とは血が繋がってないけど、息子とは血が繋がってるんだ~なんて思うと、ほんとに不思議な気がします。

家族でも親戚でも、離れてても近くでも、ネットを通じたお友達でも近くにいるお友達でも、「その人のことを想う」ってことが、私自身の人生も豊かなものにしてくれるんだな、って思います。

ほんとにLottaさんの言うとおりお正月に帰ってよかった。
昔は年に4回くらい帰ってましたが、息子が大きくなってからここ数年は一年に一度帰るかどうかって感じだったから。

泣いたら元気になりましたよi-179
結構今いろいろ悩みがあるんですが、自分が泣いちゃダメって想ってるので、マスターが「みいちゃん、泣いちゃいなよ」って言ってくれたのかなって思います。
次の日は、目がすごかったけど(笑)
プロフィール

micomico03

Author:micomico03
旅とおいしい物とおいしいお酒を愛する、昭和30年代最後のぎりぎり生まれちゃん。
好きなものはドラマ、あまちゃん・デスパレートな妻たち・アグリーベティ。一人旅、夫婦旅。

自信のあるところは体力と気力。自信のないところは継続的努力。

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